まず、先に述べたような不安や焦り、拒絶がおこる状態というのは

①心の中で起きていることに気付く

実は心の中で葛藤が起こっています。

『やりたい』もしくは『成功させたい、スムーズに進めたい』という感情と

相反した『やらなくてはいけない』という義務感や『失敗したくない』という

感情が同時に心の中を占めている状態だということに気付いていきましょう。

心の中で起きている感情の目的がわかっただけでも、今ある不安や怖れは緩和されることに気付いていただけると思います。

さらに前に向く力にするためには『対象としているものの優先順位や大切にしているもの』について考えてみることをおすすめします。

葛藤が起きている状態というのは『大切にしたいもの』や『守りたいもの』などが同等程度に重要になっている状態でどちらかに決めれないときに起きるものだからです。

本来の自分にとっての優先順位や価値基準を出すことで怖れに感じていたことが行動に繋がっていきます。

『前提』を考えてみる

『不安だ』『失敗するかもしれない』『失いたくない』『周りはどう思うか・・・』

あなたが怖れていることを一度文字に起こしてみてください。

文字にすると、自分の内側を可視化できることで客観視できると言われています。

可視化した文字を眺めて、あなたの思っていることの前提を探していきます。

例えば

『失敗するかもしれない』は『失敗する』ことが前提になっていますよね?

同様に

『失いたくない』は『失う(だろう)』

『周りがどう思うか・・・』は『周りは何か(ネガティブに)思ったり、言ったりする(だろう)』ということが前提となっています。

お伝えしたいことは『まだ起きていないこと』であり、『あなたの思考が最悪の事態にばかりエネルギーを使っている状態になっている』ということです。

特に、リスク管理が得意な方に起こりやすい傾向にあります。

解決策としては『もし、上手くいったらどうなれるか?何が得られるだろう?』に意識を向けることで思考の幅が広がり、現状から抜け出せるようになります。

また、得られることがわかることで行動するモチベーションにもつながり行動が一気に加速します。

今日のまとめ

経験の有無や事象の大きさに関わらず内側から起こる『怖れや不安』

前に進む力に変えていくためには

①心の内側で起きていることに気付く

②『前提』を考えてみる

可視化したり、のぞくことができない心の中だからこそ上手に付き合い、自分で自分をコントロールできるようになることで倦怠期を早くすり抜け、高い結果に結びつけることができる。 エグゼクティブたちに共通す